田辺眞人の まっこと!ラジオ人物事典 「神戸っ子出張版」7

ゲスト     中田政子さん (神戸空襲を記録する会代表)

パーソナリティ 田辺 眞人さん(園田学園女子大名誉教授)
        天宮 遥さん(ピアニスト)

ラジオ関西・日曜朝の番組「田辺眞人のまっこと!ラジオ」の中の「まっこと! ラジオ人物事典」は、各界で活躍されているゲストを迎えたコーナーです。出張版では、その中でも特におもろいお話を抜粋してご紹介。

田辺 神戸は、1945(昭和20)年の3月17日、6月5日に米空軍による大きな攻撃を受けました。「神戸空襲を記録する会」では、毎年3月に戦没者慰霊祭を、また6月に空襲の「戦跡ウォーク」を行っています。

天宮 ウォークには、私も一度参加しましたが、今立っているこの場所で、65年前に空襲が起きたということが、教科書などで読むより実感でき、忘れられない体験となりました。

中田 今年の6月3日のウォークでは、阪神石屋川駅から東明八幡神社、徳井神社、成徳小学校、処女塚などをめぐります。

田辺 石屋川の土手は、『火垂るの墓』で、空襲を受けた主人公が隠れた場所です。原作者の野坂昭如さんが通っておられた成徳小学校にも立ち寄り、八幡さんで、実際に石屋川で空襲を体験した方のお話を聞きます。

天宮 中田さんは戦後のお生まれですが、なぜこの会を?

中田 私の母は、3月17日に兵庫の大輪田橋で空襲を体験しました。1971年に「記録する会」が発足する際、母が発起人のひとりとなり、母が亡くなった後、私が受け継ぎました。震災後に、先代の代表が亡くなられ、私が引き継がせていただきましたが、戦争を知らない世代にどう話せば興味を持たれるかということは、私のような立場ですとよくわかるのかもしれません。「戦跡ウォーク」もスタートし、田辺先生のご協力もあって長く続けられています。

田辺 清盛塚の近く、兵庫区の大輪田橋でも、空襲によってたくさんの方が亡くなりました。

中田 空襲のとき、私は母のお腹の中におり、姉は亡くなりました。私がこの世に生まれた限りは、一生懸命生き残ろうとした母の思いを伝えていかなければならないと思ったのです。命というのは、そういうものだと。「記録する会」では、小・中学校の先生からのご希望で、学校の授業で戦争の体験をお話ししに行く機会も多いのですよ。

田辺 「記録する会」では空襲を体験された方からの情報や資料なども集めていますので、情報等をお持ちの方はご連絡を。

(☎078・642・2518中田さん)
(5月27日放送分より抜粋)

「田辺眞人のまっこと!ラジオ」

ラジオ関西 毎週日曜日 朝10時~12時放送中


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