有馬歳時記 ITと交流で新しい有馬の魅力づくりを

社団法人有馬温泉観光協会青年部新リーダー(平成24年度)
(株)龍泉閣取締役
當谷 三郎さん

今年度、青年部のリーダーを務めさせていただくことになりました。青年部は1980年に結成され、私で第27代です。
今年の4月に総会を開催したのですが、前リーダー・有馬ロイヤルホテルの岩田さんと相談してこれまでのリーダーを懇親会へお招きしたら、20数名来ていただき、思い出話に花が咲きました。昔は社団法人ではなく、自分たちで結成した任意団体だったそうで、時代もあって青年部らしいかなり自由な活動をしていたそうです。初代リーダーは三津森の弓削社長、第3代はねぎや陵楓閣の増田社長、第4代は兵衛向陽閣の風早社長、第5代は御所坊の金井さんと、いま有馬の中心として活躍されている錚々とした顔ぶれです。
青年部の歴史の中で、さまざまなイベントが生まれ、中にはすっかり定着したものもあります。有馬の初夏を彩る「沙羅の花と一絃琴の鑑賞会」も、実は青年部がはじめたものです。また、「有馬涼風川座敷」も震災の年に青年部がはじめました。今年は大河ドラマにちなみ「沙羅の花と一絃琴の鑑賞会~平家物語に想いを馳せて~」として、1日延長し6月23日(土)から25日(月)に、川座敷も開催期間を延長し7月24日から9月2日まで41日間と、夏休みは有馬にいつ来ていただいてもお祭りをしているという形になると思います。
現在、青年部のメンバーは19名です。一時期は60名あまりいたそうなのでずいぶんと減ってしまいましたが、今年から新たに2名の方に加入していただきました。難しい面もありますが、会員の拡大に努めていきたいと思います。
また、他地域や他業種と交流深めていきたいと考えています。先日、灘の酒蔵の方と酒米を作っているフルーツフラワーパーク周辺の大沢地区の青年団の方とお話しさせていただく機会がありました。まだ話がはじまったばかりですが、今後イベントや商品開発などに結びつけていきたいですね。
ITも積極的に活用していきたいと考えています。昨年暮れに青年部全員がフェイスブックに入り、グループを作りまして、情報交換したり、会合の議題をあらかじめ伝えたりしています。メンバーは職種もばらばらですので休みも合わないし、みんな忙しい仕事をこなしながら青年部の活動をしていますので、ITを活用することでより効率的にコミュニケーションできるようになりました。また、フェイスブックなら他団体ともつながりますので、交流のツールとしても活用しています。昨年開催し、今年は秋に開催するのですが、神戸ITフェスティバルというのがありまして、そこから有馬で何かできないかとお声掛けいただき、フェスティバルの前の有馬での合宿や、有馬に関するアプリの開発など、いろいろなアイデアを検討しています。
私自身も勉強がてら全国の観光地に行ったりするのですけれど、有馬は旅館一つひとつのレベルが高いと感じます。また、何よりも交通の便が良く、その割に雰囲気がしっかりあると思います。そんな魅力をしっかり伝えていきたいですね。
近年は登山やウォーキングのお客さんも増えて、中には六甲山を登って越えて来てお風呂に入って帰るという方もいらっしゃいます。また、私も中学・高校と自転車競技をやっていたのですが、昨年から芦有のヒルクライミングレースもおこなわれ、週末になるとロードバイクに乗ってサイクリングで来られる方も増えています。スポーツの拠点としても、有馬をもっと活用していただきたいと思います。
龍泉閣としてはこれから、3世代の記念旅行に力を入れていきたいと考えています。御祝いの行事にもっと旅館を利用していただける様に工夫を重ねていきたいですね。青年部の活動を通じて、ビジネスのヒントになることもたくさんあります。当館は有馬ロイヤルホテルさん、ねぎや陵楓閣さん、竹取亭円山さんと湯めぐり企画を展開していますが、これは交流を通じて生まれたアイデアです。今後もこれまでにない企画を考えていきたいですね。

有馬川親水公園で行われた有馬涼風川座敷。特設ステージでは毎夜イベントが行われ、多くの人が訪れた

有馬川親水公園で行われた有馬涼風川座敷。特設ステージでは毎夜イベントが行われ、多くの人が訪れた

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沙羅の花と一絃琴の鑑賞会では、平家物語の冒頭にも出てくる沙羅双樹の花を眺めながら、一絃琴の美しい音色に耳を傾ける

沙羅の花と一絃琴の鑑賞会では、平家物語の冒頭にも出てくる沙羅双樹の花を眺めながら、一絃琴の美しい音色に耳を傾ける

當谷 三郎さん

當谷 三郎さん


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目次 2012年6月号