「甘鯛・鯖の棒寿司」鯖寿司は「漬かり過ぎて身が白くなるのは自分でもイヤなんです」と上田さん

芦屋を歩く(3) 山海百味 一駛 (ひとし)

素材の味を生かす逸品ぞろい落ち着いた雰囲気が地元・芦屋で好評
「山と海の幸が一所には駛せ、集まる」と作家・陳瞬臣さんにお墨付きをいただいたという寿司・割烹の店。上田一駛さんが大阪の老舗寿司店での職人修行を経て、芦屋で店を構えて26年。地元では「誰にも教えたくない」と言われるほど独り占めしたくなるお料理と、芦屋らしい落ち着いた雰囲気だ。
 魚介はその時季に最も美味しくなる産地から、魚屋さんが厳選して届けてくれる。メニューに載せる食べ方はほんの一例。お造り、焼く、煮る、蒸す、揚げる等々、好みに応じて料理してくれる。甘鯛の棒寿司はほぼ年間を通しての一駛名物で、他ではなかなか味わえない逸品。冬に最も脂がのった鯖の棒寿司も程よい塩加減で、酢で〆過ぎないのが職人の技。春から秋にかけて旬の鱧や鯵、秋刀魚なども登場する。
 フグやカニの素材本来の味を生かす「梅肉鍋」も、一駛ならではの味。梅の香りが効いた出汁で野菜もたくさん、雑炊までさっぱりといただけて身体に優しい。
「作り置きしたものはお出ししない」をポリシーとし、注文を受けてから調理を始めるのが基本。20種類以上そろった全国の日本酒も、和食好きにはこの上なく魅力的だ。

「甘鯛・鯖の棒寿司」鯖寿司は「漬かり過ぎて身が白くなるのは自分でもイヤなんです」と上田さん

「甘鯛・鯖の棒寿司」鯖寿司は「漬かり過ぎて身が白くなるのは自分でもイヤなんです」と上田さん


「甘鯛の酒蒸し」ここにも梅肉の隠し味。 後味さっぱり

「甘鯛の酒蒸し」ここにも梅肉の隠し味。
後味さっぱり


「れんこんまんじゅう」カリッと油で揚げて出汁で いただく上品な逸品

「れんこんまんじゅう」カリッと油で揚げて出汁で
いただく上品な逸品


「陳先生が『こういう店には頑固おやじがいるのだろう』と言っておられたそうですが、一度ご来店いただいてからはご贔屓にしていただいています」と話す上田さんのにこやかな表情で納得

「陳先生が『こういう店には頑固おやじがいるのだろう』と言っておられたそうですが、一度ご来店いただいてからはご贔屓にしていただいています」と話す上田さんのにこやかな表情で納得


店内は、カウンター10席と 奥に5~6人利用可能な個室

店内は、カウンター10席と
奥に5~6人利用可能な個室


陳舜臣さんの筆による 「山海百味 一駛惣聚」

陳舜臣さんの筆による
「山海百味 一駛惣聚」


20150101007

山海百味 一駛

芦屋市大原町11-24-101
ラポルテ北館1F東側
TEL:0797-38-0591
営業:17:30~23:00(L.O 22:30)
休業:日曜・月曜定休


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目次 2015年1月号