草葉達也の神戸物語

ゲスト: 岡花ひでさん
(役者)

 阪神・淡路大震災から二十年。神戸の人たちには様々な思いがあると思います。その震災を体験している漫画家・木村紺さんの『神戸在住』という作品は、神戸で学生生活を過ごす東京出身の女子大生が描かれています。映画化と地元サンテレビでドラマ化が決まっているのですが、どちらの作品にも神戸新聞記者という役で出演されているのが、根っからの神戸っ子の岡花ひでさん。お話を聞いてきました。

草葉 同い年ですね?お生まれは?

岡花 生まれは神戸市長田区。地元です。
草葉 役者をされたきっかけは?
岡花 若い時にね、なんにも考えんと故・松田優作さんの弟子になりたいと飛び込みで行ったんですよ。
草葉 ほー。
岡花 でも、まだ若いし学校出て気が変わらなかったら、また来たらええと違うみたいな感じですわ。
草葉 そら天下の松田優作やからねー。
岡花 そうそう、それで高校出て上京したら、なんか縁あって石原プロでお世話になることになって。
草葉 石原プロ!そらまたすごい。
岡花 石原プロと言っても、役者兼見習いですよね。まだ若いし。ドラマ出してもらったり、手伝いしたりと。
草葉 バンドのボーヤみたいなものですね?
岡花 そうそう。
草葉 当時どんなドラマに出ましたか?
岡花 西部警察でしょ、それからザ・ハングマンとか…。
草葉 すごいなー、懐かしい。ガチで見ていましたよ。
岡花 でも志半ばで、ちょっと子どもができちゃいましてね(笑)それで神戸に戻って来たんですよ。
草葉 神戸では? 
岡花 とりあえず、なんかせなあかんなーということで「夢屋事務所」というのを立ち上げました。この名前はね優作さんが作られた事務所の名前なんですけど、すぐに使わなくなったので、使いたいなーと優作さんに連絡したら「そんなもの勝手に使えよ」と言われて、まぁ本人の許可も得ているので、大切に使わせてもらっています(笑)
草葉 どんなことをされました?
岡花 いろいろやりましたよー。音楽番組のMCやったり長田のコミュニティーFMやったりしていたのですが、なんか違うなーと思っていた時に話をもらったのが中央区で立ち上げたラジオのFМムーヴなんですよ。
草葉 あのセンタープラザの地下にあったサテライトスタジオの?
岡花 そうです。そこから音楽関係の仕事が多くなりましたね。
草葉 さて『神戸在住』ですが。
岡花 神戸の劇団で舞台に出ていたら、それを観た方から『神戸在住』にでないかと誘われまして、それで出ることになったんですよ。
草葉 どんな役で?
岡花 それが、神戸新聞の記者の役です。
草葉 映画とテレビヴァージョンがあるじゃないですか?
岡花 どちらも神戸新聞の記者です。
草葉 そうですか(笑)
岡花 それがね、その撮影の時にちょうどニューハーフの役で舞台に出ていたから、頭が金髪でね。岡花さん神戸新聞の記者が金髪はダメですわって言われて、毎回スプレーで黒くしていました(笑)
草葉 金髪の新聞記者はまずいですよね(笑)
岡花 まずいまずい(笑)

味のある雰囲気と軽妙なしゃべり。落語にも精通する岡花さん、きっと神戸でおもろいことをやってくれるはずです。

『神戸在住』

■神戸山手学園 Presents
テレビドラマ
2015年1月17日(土) 20:00~21:30 放送

■劇場映画

2015年1月17日(土) より
シネリーブル神戸、テアトル梅田、ヒューマントラストシネマ渋谷にて上映、その後順次全国公開

舞台より

舞台より

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岡花ひで(おかはな ひで)

1964年1月神戸生まれ。 石原プロで俳優修業後、神戸にてさまざまな分野で活躍。 最近は俳優として舞台、テレビや映画で活動。 更には芳野藤丸(SHOGUN)とのユニットで積極的に音楽活動も。 ラジオ局(FM MOOV)運営や落語プロデューサとしての顔もある。

くさば たつや

神戸生まれ。作家、エッセイスト。
日本ペンクラブ会員、日本演劇学会会員
神戸芸術文化会議会員、大阪大学文学部研究科
阪南大学国際コミュニケーション学部非常勤講師
ひょうご老舗会実行委員長


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目次 2015年1月号