Report KOBE “無重力のリンゴ”がフランスへ 村上美穂さん パリで個展

多数の人々が訪れた「ヨーロッパ現代アートフェア」

多数の人々が訪れた「ヨーロッパ現代アートフェア」

縦横に飛び跳ねる真っ赤なリンゴが印象的な作品を発表している、神戸在住の村上美穂さんは、2009年以降ル・サロン、サロン・ドートンヌ出品をはじめ、フランスでも活躍している。

 昨年11月5日~11日には、パリのマレ地区にあるギャラリー・オルシャン(Galerie Hors-Champs)で個展を開催。大小の作品約30点を展示した。現地の美術評論家などが多数訪れ、「同じ大きさのリンゴたちが、遠近法を無視して描かれ、時間・次元を超越している」「今後円熟期に入る作家である」といった高い評価を得た。モチーフのリンゴに関してヨーロッパでは、旧約聖書のアダムとイブの知恵の実や、ウィリアム・テルの物語、万有引力を思いついたニュートンの逸話などを思う人が多かったとか。村上さんは「リンゴから感じる愛、魂、命を表現していると」と説明している。

(左)桐藤直樹さんと

(左)桐藤直樹さんと

 また11月20日~24日には、国境付近のストラスブールで開催される、フランス政府主催の「ヨーロッパ現代アートフェア」に出品。これはフランスの各ギャラリーがよりすぐった画家の作品が一堂に集うアートフェアで、ヨーロッパ中の人々が現代アート作品を買い求めるために訪れる。村上さんは10人の日本人作家のブースに作品が展示された。

パリの「ギャラリー・オルシャン」にて

パリの「ギャラリー・オルシャン」にて

パリ個展パンフレットのコピーには「りんごに託す心模様、赤のPOWERを受け止めて!」とある

パリ個展パンフレットのコピーには「りんごに託す心模様、赤のPOWERを受け止めて!」とある

多くのゲストで賑わった個展オープニング

多くのゲストで賑わった個展オープニング

(左)ギャラリーのオーナーハンニバル・ウオルコフさんと (中)EAP美術史教授エリック・モンサンジョンさんと (右)あしなが育英会会長・玉井義臣さんを描いた絵の前でマリオン・カネルさんと

(左)ギャラリーのオーナーハンニバル・ウオルコフさんと (中)EAP美術史教授エリック・モンサンジョンさんと (右)あしなが育英会会長・玉井義臣さんを描いた絵の前でマリオン・カネルさんと


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目次 2015年2月号