耳よりKOBE 清盛ゆかりのお寺・宝満寺で大村崑さんの講演会

長田区の宝満寺は、室町時代に空海(弘法大師)が自刻の大日如来像を本尊として現在の兵庫区和田山に建立したという由緒を持つ。平安時代には、平清盛が構想していた「和田京」の西南の守護寺として現在の地に移設され、清盛はそれまで大切に懐中に入れていた「帝釈天立像」を奉納したと伝えられる。その後、臨済宗南禅寺派に改宗して現在に至る。
そんな歴史深い宝満寺で昨年10月24日、コメディアンで俳優の大村崑さんによる特別講演会が行われた。地元の長田出身であり、宝満寺の檀家でもある“崑ちゃん”は、『いま幸せでっか?』と題して講演し、会場には多くの人々が集った。
「一日一回大声で笑うことは、健康にとってもっとも大事なこと」という崑さんは、ご自身の体験などをもとに爆笑話を次々に披露。地元での講演会ということもあり、会場は終始笑いが絶えず、アットホームな雰囲気に包まれた。家族の絆をめぐる実生活での感動的なエピソードも交えた講演は、年齢を感じさせないエネルギッシュな語り口で、最後まで聴衆を魅了した。
宝満寺では昨年11月3日、普段は公開されていない国指定重要文化財のご本尊「木造大日如来坐像」や、清盛が奉納したと伝えられる「金銅帝釈天立像」などの寺宝を一般公開した。「郷土の大切な宝を地元の方に拝観していただく機会を」という住職の願いから、今回の特別公開に至った。

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故郷・東尻池の宝満寺で講演会を行った大村崑さん

故郷・東尻池の宝満寺で講演会を行った大村崑さん

お位牌の中には地元有志により奉納された清盛と平家一門のお位牌も

お位牌の中には地元有志により奉納された清盛と平家一門のお位牌も

清盛が奉納したと伝わる懐中仏「帝釈天立像」

清盛が奉納したと伝わる懐中仏「帝釈天立像」

講演会参加者の皆さんと、大村さん、ご住職を囲んで

講演会参加者の皆さんと、大村さん、ご住職を囲んで


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目次 2013年1月号