草葉達也の神戸物語

ゲスト:樫野 孝人さん
(神戸リメイクプロジェクト代表)

 

草葉 樫野さんは神戸生まれということで。
樫野 そうです。板宿です。
草葉 ご家族でよく行かれた思い出の場所とかありますか?
樫野 いや、うちは本当に遊んでくれなかったので、家族で行ったという思い出があまりないですが、唯一思い出にあるのが、須磨浦公園のドレミファ噴水パレスですね。
草葉 ありましたねー よくサンテレビで宣伝していましたよね。音と一緒に噴水が上がる。
樫野 そうそう、歌までありましたよね。あとは自転車に乗って、須磨の海でよく遊びましたね。
草葉 どんなお子さんでしたか?
樫野 小さい頃ですか? どういうわけか近所に住む同世代は女の子ばかりで、女の子8人ぐらいと私がお父さん役でおままごとしていました。あとは下の学年の子たちと野球です。
草葉 私たちの世代は野球でしたよね?
樫野 私も野球部で野球ばかりやっていました。
草葉 野球部ですか?
樫野 巨人に村田真一っていたでしょ? 彼と小学校が一緒で、彼のいた滝川に勝って県大会に出て、キャプテンとして選手宣誓しました。
草葉 凄いですね。ポジションは?
樫野 それが補欠です(笑) チームメイトが甲子園に行くような子ばかりだったので、背番号10番のキャプテンでした。もうレベルが違いました。
草葉 それから長田高校に行かれて、進学校ですし、そこからは勉強?
樫野 それがね、また野球部に入ってキャプテンになりました。
草葉 でも、それぐらいの年頃は三宮に遊びに行くとか・・・。
樫野 そんな小洒落たことないですよ(笑) ひたすら部活と部活終わりの部室での麻雀(笑)。
草葉 (笑) 私たちの時代はそうでした。友達の家に泊まってとかね。
樫野 そんな感じです。
草葉 若い時はあまり色んな所に行ってないみたいですが、最近色々と回られて新しい発見とかあるんじゃないですか?
樫野 はい。私はどちらかというと神戸でも西に住んでいましたから、東はまた違う神戸がありますね。この前ちょっとブログに書いたりもしたのですが、神戸を時間で切ってみました。たとえば10分で行けるところは灘の酒蔵・中華街・都があった福原京・布引の滝。今度は30分で行けるところは、豊臣秀吉が通った日本最古の温泉である有馬、湘南に負けない砂浜とか。そして一時間で行けるところは広島の原爆ドーム、そして京都。他にも世界遺産の姫路城や、日本誕生の島と言われている淡路の沼島(ぬしま)というようなものが、我々のスポットとしてあります。
草葉 東京とかでは考えられないですね。
樫野 そうなんですよ。私たちからすると普通のことですが、これは凄いことです。視線を変えて、この宝の山である神戸を編集して情報発信していくと、神戸の街がもっと強くなると思います。
草葉 面白い考え方ですねー 樫野さんが思う神戸の魅力とは?
樫野 神戸の魅力でもあり、残していかなあかんなぁと思うものが三つあります。一つは神戸の人が持っている新しいものを取り入れるとか、新しいものに取り組むとか、そういう気風が魅力です。それを次の世代に残して行ってほしいなと思います。もう一つは、皆が言う山があり海がある自然環境。これは大事にしないといけないと思います。そして「神戸」というブランド。これに私たちはどれだけ恩恵を受けてきたか。
草葉 受けていますねー。
樫野 はい。他にも色々とありますが、この三つに集約されると思います。これを子供たちに残していきたい。
草葉 できれば発展させたい?
樫野 そうですね。

 

樫野さんと私は同じ昭和三十八年生まれ。同じ時代を神戸で過ごしたというだけで、ずっと前からの友達のように、お話させていただきました。少し元気がない今の神戸を、私も一緒に盛り上げたいなと思います!

 

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樫野 孝人(かしの たかひと)

1963年生まれ。神戸大学からリクルートに入社。現在は神戸を中心に数々のプロジェクトを立ち上げ活躍中。
神戸ヒトマガジン「裕ちゃんを探せ!」編集長
ふんばろう東日本支援プロジェクト神戸支部代表 など
公式サイト http://www.kashino.net/index2.php

 

くさば たつや

神戸生まれ。作家、エッセイスト。
日本ペンクラブ会員、日本演劇学会会員
神戸芸術文化会議会員、大阪大学文学部研究科
阪南大学国際コミュニケーション学部非常勤講師
ひょうご老舗会実行委員長


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目次 2013年6月号