耳よりKOBE 合唱団ユーカリプタス40年ぶりの定期演奏会

 兵庫高校音楽部OBにより1965年に創立された「合唱団ユーカリプタス」は、一時活動を休止していたものの、2008年の母校の創立100周年を機に活動を再開。練習を重ね、1月に開催された盲導犬チャリティコーラスフェスティバルでは、みごと神戸市長賞に輝いている。3月6日、1971年以来40年ぶりの定期演奏会を、神戸市産業振興センターハーバーホールで開催。現在の団員は兵庫高校出身者だけでなく、20代から80代まで幅広い年代が集う。当日はそのうちの55名が「声を合わせて一瞬一瞬に創るハーモニーの楽しさを求めて」練習を重ねている日ごろの成果を発表した。
 楽曲は、サトウハチローの詩による「おかあさん」を泓川佳裕さんの指揮でスタートし、続いて「ルネサンスの輝き」と題し、梅村憲子さんの指揮で、15世紀から16世紀までのヨーロッパの歌曲を披露した。その後はまたおもむきを変え、組曲「蔵王」で、蔵王の四季を力強い混声合唱で歌いあげた。最後は、歌詞を感じて魂を込めて歌う「歌魂(うたたま)」シリーズから、菅原重光団長が選んだ渾身の3曲、尾崎豊の「僕が僕であるために」、ゴスペルソング「Hail Holly Queen」、そして宮沢和史作詞の「島唄」を披露。「島唄」は、太平洋戦争の戦場となった沖縄を歌った歌詞の説明と、三線の音色とともに歌声が響き、客席に感動を呼んだ。アンコールは谷村新司の「サライ」を客席と一緒になって歌い、大きな拍手が。団員たちはホールのロビーでお客さまを歌声で見送り、感動と笑顔のうちに定期演奏会は終了した。同合唱団は、7月9日(土)松方ホールにおいて、ハンガリーから来日する世界的に有名な「女声合唱団プロムジカ」とも共演する予定。

シンボルマークのついた団旗のもと歌う合唱団ユーカリプタス

シンボルマークのついた団旗のもと歌う合唱団ユーカリプタス

「島唄」の隠れた歌詞を解説する指揮者・泓川さん

「島唄」の隠れた歌詞を解説する指揮者・泓川さん

動物たちの鳴き声が響き合うイタリア歌曲

動物たちの鳴き声が響き合うイタリア歌曲


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目次 2011年4月号