新社会人へ贈る言葉 「鋭敏で柔らかな感性」と「高い志」を持って飛躍を

 いつもこの季節になると、40数年前に大きな希望を抱いて社会に出た頃を思い出します。当時とは違い、多くの人が大変な就職戦線を乗り越えてこられたものと思いますが、これからがいよいよ本番です。この変化の激しい時代に、新たな船出をする皆さんに期待すること、心がけて欲しいことを3点申し上げます。
一、仕事の基本をしっかり身につけ、夫々の分野でのプロフェッショナルを目指していただきたい。ビジネスの世界に正解はありません。また、簡単にネットで情報が手に入る時代であるからこそ、物事の本質に迫るのは却って難しくなっています。現場を見る、原典に当たる、自分の頭で考えるといった習慣を是非身につけて下さい。
二、周りの人達と積極的にコミュニケーションを図って下さい。仕事は決して一人では出来ません。先ずは、先輩、上司、お客さまの声を謙虚に聞く、そして疑問があれば率直に尋ねるという姿勢が大切です。
三、高い目標にチャレンジして下さい。自分には少しきついかな、というくらいの目標を立て、それを乗り越える努力をして下さい。目標をクリア出来た時、達成感とともに、自らの成長を感じ取ることができると思います。
 今、日本社会を覆っている閉塞感を打破できるのは、皆さんのような若い力だと思います。鋭敏で柔らかな感性と高い志を持って、大きく飛躍されることを期待します。

籔本 信裕

株式会社みなと銀行 取締役会長


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目次 2011年4月号