新社会人へ贈る言葉 「人財」になってください

新社会人となられた皆さんには、私はいつも「人財になってください」と申しあげています。「人材」ならぬ「人財」とは、言葉のとおり「財産に値する人」のことです。人財になるための条件がいくつかありますが、それらは何も特別なことではなく、ごく基本的なことばかりです。
例えば、その一つは「明るく元気な挨拶ができる」こと。良好な人間関係を築く第一歩は挨拶であり、それが結果的に仕事の質にも影響を及ぼすことがあります。
二つめに「人が見ていなくても手を抜かずに仕事ができる」こと。社会人として最も大切なことは「信頼」です。社会には目立たない地道な仕事も多くあります。人が見ていないところでも責任を持ち忍耐強く仕事のできる人は、おのずと周囲からの信頼を得ることでしょう。
そして、最も重要な条件は「常に、どうしたらできるかを考える」こと。歴史を振り返っても、人は常に不可能を可能にして文明や技術を進化させてきました。できないと思われることを可能に近づける工夫や挑戦こそが、人を、そして企業を羽ばたかせるのだと思います。新社会人の皆さんも、これからそれぞれの道ですばらしい「人財」となられることを期待しています。

西本克彦

株式会社ホテルオークラ神戸 代表取締役社長


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目次 2011年4月号