
エーデルワイス・比屋根毅さん 旭日双光章受章を祝う会
洋菓子の「アンテノール」、「ルビアン」、「ヴィタメール」などのブランドをもつ株式会社エーデルワイスの創業者であり会長の比屋根毅さんが旭日双光章を受章し、祝う会が1月21日、神戸ポートピアホテルで開催された。
比屋根さんは石垣島から大阪に出て洋菓子の修業を積み、数々の洋菓子品評会で受賞、尼崎で洋菓子のエーデルワイスを出店後、ベルギー王室御用達のヴィタメールを日本で初めて販売するなど、兵庫県のみならず日本の洋菓子界発展につとめてきた。
あいさつでは原光雄発起人代表が、生涯一職人をつらぬく比屋根さんの職人魂や、後進の育成に対する姿勢を高く評価、井戸敏三兵庫県知事は、姫路菓子博覧会の成功に導いた比屋根さんの人望を讃えた。尼崎市・白井文前市長、神戸市・矢田立郎市長、石垣市・中山義隆市長もお祝いの言葉を述べた。
津曲孝さんらエーデルワイス出身のパティシエが参加してつくりあげた大きなケーキを会場内で完成させる「ピエスモンテ・セレモニー」では、最後の仕上げを比屋根さん自身が担当。「つらい時期もいつも愚痴も言わずついてきてくれた」と会長が話す奥様・笑子さんとの金婚式を祝った。コース料理のデザートは、世界パティスリー2009で優勝した日本チームの作品を、チームの一人である野田朋宏さんが再現して出席者にふるまった。
最後は息子である現社長の比屋根祥行さんがあいさつ、感動を呼んだ。