オーガニックに生まれ変わった 細見耳鼻医咽喉科医院

人にやさしい空間で安心して頂ける医療を

細見耳鼻咽喉科医院が、新しい建物に生まれ変わった。平尾博之社長が通院しているという縁もあり、新病院は平尾工務店の「オーガニックハウス」に。ひときわ目を惹く水平のライン。巨匠、フランク・ロイド・ライトの思想を現在に受け継ぐ街なみに溶け込む佇まいは、神戸らしい上品なセンスを感じさせる。
オープンして2ヶ月、「建て替えたことで環境が整いました」と細見英信先生。「ゆとりある空間に」と、先生は改築にあたり待合室を重視し、広めで開放感のある設計に。陽光が注ぐ窓は上下のラインが強調され、外観のアクセントにも。天井は折り上げ天井に間接照明を設け、光線もやわらか。奥の子どもが遊べるカーペット敷きのスペースに三角形に張り出したスペースを設け、ライトが名作「ロビー邸」で用いた空間を開放的に魅せる手法を踏襲。インテリアは自然で洒脱、若葉色のソファは心地よく、以前の建物で使用されていた飴色の脚のスツールも空間に馴染んでいる。新待合室は患者さんにも好評だ。
診察室も折り上げ天井で落ち着きを演出。医療の空間はややもすれば無機質になりがちだが、ここは自然光が差し込み温もりを感じる。人にやさしい空間で患者さんに安心して頂ける医院を目指す。「最新の機器も導入され、仕事がしやすくなりました」と細見先生。
動線は前の建物と基本的に同じで違和感を低減。しかもバリアフリーで、子どもや高齢者も安心。建って間もないのに新築独特の臭いがしないのは、化学物質に頼らない健康的な建築ゆえだろう。
緒方洪庵の適塾で学んだ細見慶吉氏が細見耳鼻咽喉科医院を創設したのは明治41年。まさにライトがプレイリースタイルを確立した時代だ。土地との調和を追求したライトの思想と地域に貢献する医療を目指す細見耳鼻医咽喉科医院の哲学が見事に重なった新病院は、時を超えやさしさに満ちている。

「ゆとりある空間に」と、待合室の開放感を重視した設計に

「ゆとりある空間に」と、待合室の開放感を重視した設計に

細見耳鼻咽喉科医院のスタッフの皆さん

細見耳鼻咽喉科医院のスタッフの皆さん

20110307602

細見 英信さん

細見耳鼻咽喉科医院 理事長 4代目

20110307703

細見耳鼻咽喉科医院

 神戸市中央区北長狭通5-7-5
 TEL.078-341-5666
 神戸高速鉄道花隈駅下車、徒歩約3分
 JR・阪神元町駅下車、徒歩約5分


ページのトップへ

目次 2011年3月号