KOBECCO 2010

“音登夢(おととむ)”流の編曲で贈る
ヴァイオリンとチェロの無限の世界

木村政雄&直子
チェロ奏者、ヴァイオリン奏者

 

京都芸大在学中に知り合い、ともにウイーン留学、京都フィルハーモニー室内合奏団に入団、そして結婚と、ずっと一緒に音楽活動を続けてきた木村夫妻。音楽生活30数年になるも、夢は「海外で路上ライブをしたい、神戸でもしてみたい」と語る若々しいお二人。

 肩ひじをはらず、一般の方に聴いていただくための楽しいコンサートをしたいと、クラシックだけでなく映画音楽やタンゴ、山口百恵の楽曲などを演奏している。それら楽曲の数々は政雄さんが編曲をし、他にはない自分たちだけの楽譜を作り上げているのも2人のこだわり。
 京都フィルから98年に独立し、夫婦でユニットを組んだ。ユニット名『音登夢』は、長男と次男の名前をとって、親交のあった俳優の常田富士男さんが命名。
 さまざまな場で演奏活動を続けているが、聴覚に障害のある子どもたちが通う、聴覚支援学校での演奏活動も積極的におこなっている。少しだけ聴こえる子どもたちと一緒に合奏をしたり、まったく聴こえない子どもには、楽器に触れてもらったり。「すると、震動が伝わるんでしょうか、感じると言ってくれるんです。私たちの方が感動しました」と、直子さん。
 これからは、津軽三味線など日本の民俗音楽を勉強し、編曲してヴァイオリンとチェロで演奏したいという夢がある。「日本の音楽を大事にして演奏していきたいと思うんです。それは日本人にしかできないことですし」と、政雄さん。ふたつの弦楽器を、2人が奏でるときに、枠を超えた無限の世界が広がる。

■神戸三宮「ピア・ジュリアン」でのライブ
12月22日(水)「クラシックの玉手箱」に出演
ライブは19:30~、21:00~ http://ototom.com/


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目次 2010年12月号