伊弉諾神宮 「国生み神話」が息づく 夫婦円満や縁結びの信仰も

日本誕生の神話は、『古事記』『日本書紀』に記されている。高天原という天上界に住む神々が、伊弉諾尊、伊弉冉尊の二神に国生みを命じられた。二神は、矛で海をかき回し、引き揚げたときに滴がしたたり落ちてできた「おのころ島」に降り立ち、夫婦の契りを結んで国生みを行った。まず一番はじめに生まれたのが「淡路島」、そして、四国、隠岐島、九州の順に、大八嶋国が生まれていったと記されている。太古の昔、海人族という、農耕や製塩、製鉄など非常に高度な文化を持った種族が定住したという淡路島の古い伝承が、こうした国生み神話に反映されていったと考えられている。
ここ伊弉諾神宮は、国生みをはじめすべてのお仕事を果たした伊弉諾大神が、お子神様である天照大神に国家統治をゆだねて、最初に誕生した淡路島の地に「幽宮」を構え、余生を過ごしたという場所で、伊弉諾大神、伊弉冉大神の夫婦の二神を御祭神としてお祀りしている。また、境内には、もとは別々の株だった樹木が成長するにつれ合体し、一株に育ったという珍しい「夫婦大楠」という連理の枝があり、夫婦円満や縁結びなどの信仰も篤い神宮として知られている。

すもうが盛んだった淡路の「力石」

すもうが盛んだった淡路の「力石」

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国生み神話の主人公・いざなぎ尊、いざなみ尊 栗田真秀画伯筆

国生み神話の主人公・いざなぎ尊、いざなみ尊
栗田真秀画伯筆

樹齢約900年の夫婦大楠

樹齢約900年の夫婦大楠

陽の道しるべの碑

陽の道しるべの碑

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伊弉諾神宮

☎0799 ー80 ー5001
淡路市多賀740


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目次 2010年12月号