名優が勢揃いし、熊切監督により瀬戸内寂聴作品を映画化 Ⓒ2012年 映画「夏の終り」製作委員会

神戸フィルムオフィス Presents 神戸ロケが行われた最新映画情報

瀬戸内寂聴原作「夏の終り」

オール兵庫県内ロケを敢行!

瀬戸内寂聴さんの自伝的小説『夏の終り』が、発売から50周年の節目の年に、映画になりました。寂聴さんが、自分の作品の中で最も好きなものである、とコメントされている小説です。これまでもたびたび映画やドラマになっており、今回は『海炭市叙景』などで高い評価を得ている熊切和嘉さんが監督されました。
出演は、満島ひかりさん、綾野剛さん、小林薫さん。ひとりの女とふたりの男の、センセーショナルな愛の物語とうたわれるこの作品は、荒々しく激しく、ときには穏やかに、男女3人の物語が展開し、やがて主人公・知子(満島さん)も思いもよらなかった結末へと向かっていきます。
この物語の舞台は、昭和30年代の東京です。制作スタッフから、その時代に見える風景を探していると相談があったのは、昨年春のことでした。
さて、兵庫県内には、「ひょうごロケ支援Net」という、兵庫県内の各市町村の撮影の窓口のネットワーク組織があります。昭和30年代の風景を探すなら、神戸から更に兵庫県内に広げた方が、いいところが見つかるかも知れないと、兵庫県庁にある事務局を紹介しました。そして、私たち神戸フィルムオフィスだけでなく兵庫県観光振興課、淡路島フィルムオフィス、姫路フィルムコミッション、加古川市などネットワークのメンバーで支援した結果、なんと東京の話でありながら、“オール兵庫県内ロケ”の作品となりました。
撮影は、昨年6月に行われました。神戸でロケ地となったのは、三宮の東門街にある「クラブ月世界」と、兵庫ふ頭の2か所です。
「クラブ月世界」では、華やかなキャバレーとして、満島ひかりさんと綾野剛さんのシーンが撮影されました。
兵庫ふ頭でのシーンは、熊切監督をはじめとするスタッフのみなさんの腕の見せどころで、見事に“映画のマジック”が起こっています。
物語の設定は、外国に行っていた知子が船で帰ってきた港で、涼太(綾野さん)と慎吾(小林さん)が迎える、というものです。知子が船を降りてきて岸壁を歩く様子は「兵庫ふ頭」で、涼太と慎吾が迎える様子は「洲本市役所の屋上」で、それぞれ撮られています。映画の中では、別日、別場所で撮られたとは思えないぐらい自然なシーンになっていますので、どうぞお見逃しなく。
ほかには、淡路島の洲本市街地各所や由良のまちなみ、淡路市生田の棚田など、また加古川のニッケの社宅、姫路の兵庫県立大学姫路新在家キャンパスでも撮影されています。
現在大活躍中の満島さん、綾野さん、小林さんの名演技とともに、舞台となる風景もお楽しみいただけることでしょう。どうぞ夏の終わりに、映画館でどっぷりとご堪能下さい。

★市内の公開劇場
 シネ・リーブル神戸
 (旧居留地・朝日ビルB1)
 8月31日(土)全国ロードショー

兵庫ふ頭のだだっ広い岸壁が華やかな船着き場に

兵庫ふ頭のだだっ広い岸壁が華やかな船着き場に

あらあら、いい感じ

あらあら、いい感じ

今や数々の映画のロケ地としてもおなじみの「クラブ月世界」

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神戸フィルムオフィス

神戸の魅力を、映像を通して世界中に知ってもらいたいと神戸市が2000年に設立。映画、ドラマ、テレビ番組、CM、スチール写真などのロケ地探しや、撮影許認可、さらに市民エキストラの紹介まで、神戸ロケに関する支援を行なっている。
☎078-303-2021
http://kobefilm.jp


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目次 2013年9月号