
耳よりKOBE 球児たちにも負けない熱い戦い 第2回「観光甲子園」が開催
全国の高校生達が、自分たちの町の魅力を観光プランにして競い合う、第2回「観光甲子園」が、神戸夙川学院大学アリーナ特設会場で開催された。今年は、全国75校から125プランの応募があった。その中から、企画の視点が斬新か、地域を活性化するプランかなどの審査基準をもとに10校に絞り込まれた。
本年度のグランプリに輝いたのは、山形県立置賜農業高等学校(文部科学大臣賞)と島根県松江市立女子高等学校(観光庁長官賞)の2校。置賜農業高等学校は、作家・井上ひさしの故郷を歩きながら、小説に出てくる名所旧跡を巡り歩くというプラン。町への愛情やオーガニック食材を使った料理を提供するアイディア力などが評価された。松江市立女子高等学校は、風水の吉日・吉方をもとに、スケジュールやプランをあらかじめ指定するという提案を行い、審査員を驚かせた。
大会組織委員会委員長を務めた石森秀三審査委員長は、「同じ時期に、同じ兵庫県内で球児たちが熱戦をくり広げる夏の甲子園は今年が92回目。観光甲子園も一歩一歩、歴史を積み重ねて行けるよう期待したい」と大会を締めくくった。

今年で第2回目となる観光甲子園

全国75校125プランの応募の中から
10校が本大会に出場

審査委員長を務めた
石森秀三審査委員長

グランプリのひとつ文部科学大臣賞に輝いた山形県立置賜農業高等学校

グランプリのひとつ観光庁長官賞に輝いた島根県松江市立女子高等学校

熱き戦いがくり広げられた神戸夙川学院大学アリーナ特設会場