
中国人実業家の別荘を孫文の博物館として公開 「孫文記念館(移情閣)」
神戸で活躍していた中国人実業家・呉錦堂の別荘「松海別荘」を移築し、東側に建てられたのが六角形の「移情閣」。平成13年には国の重要文化財に指定された。
建物内は、中国の革命家・政治家・思想家である孫文(孫中山)を顕彰する日本で唯一の博物館となっている。孫文はたびたび神戸を訪れ、舞子の地へ来訪した際には「松海別荘」で財界有志から歓待を受けた。博物館内には、孫文の書や銅像、写真など貴重な資料が公開されている。
開館 10:00~17:00
休館 年末年始
(12月29日~1月3日)
料金 一般 300円
小中学生 150円
65歳以上 200円
孫文記念館(移情閣)
078-783-7172
舞子公園TOPICS
「神戸マラソン」の折り返し地点が舞子公園に決定!
来年11月20日に開催予定の「神戸マラソン」は、兵庫県と神戸市が合同で開催する、スポーツ振興と、兵庫県・神戸市の魅力を内外に発信することを目的としたフルマラソン大会。協議の結果、コースは、フラワーロードをスタート地点とし、明石海峡大橋(舞子公園付近)が折り返し地点、ゴールはポートアイランドと決定した。
舞子地域のその他の伝統的建築物
「舞子ホテル」
海運業で名を馳せた日下部久太郎氏が、海外からの賓客をもてなすために大正8年に建てた洋館。重厚な装飾の洋館と日本庭園をのぞむ和座敷。贅を尽くした建築には、当時の最高の技と素材を注ぎ込んだといわれる。
現在では、ホテルとして営業、ウエディング会場としても人気。レストランも営業している。
「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」
有栖川熾仁親王が舞子に避暑に来られた際、景色を大変お気に入りになり、明治27年に別邸をお造りになった。その跡地に建つのがシーサイドホテル舞子ビラ神戸。現在では、姫小松の庭園などに、有栖川宮別邸の面影を残している。