
神代の時代から伝わる名湯で温まり、 贅を尽くした特選懐石料理で秋の味覚を愉しむ 【兵衛向陽閣】
鎌倉時代、僧仁西上人が、薬師如来の十二神将にちなむ12の宿坊を設けたことで有馬温泉の名前は世に広がる。その内のひとつに数えられる「北の坊」が、現在の兵衛向陽閣にあたる。秀吉公からその名を賜ったという長い歴史のあるお宿で、昔から多くの文人墨客が訪れている。富岡鉄齋翁の書画や古丹波の壷など館内随所に名品が飾られている。宿泊客からも「小さな美術館のよう」と評判。
自慢の温泉は、和風の一の湯、ローマ風の二の湯、湯治場風の三の湯で、神代の時代から涸れずに湧き出でる名湯で温まりたい。9階庭園に設けられた三の湯は、湯治場風の大浴場、露天風呂の他、貸切り露天風呂、酵素風呂と豊富なラインアップ。とくに酵素の自然発酵熱だけを利用した酵素風呂は、「木曽ひのき100%」を使用し、発汗と共に余分な身体の毒素や水分、老廃物を取り除く効果が。開いた毛穴から身体に最も重要な酵素が吸収され、新陳代謝を活発にして、体質改善や美肌効果で人気。
食材も最高のものがそろう。淡路活鱧、松茸、鱧真蒸、車海老、酢立を素材にした土瓶蒸し。伊勢海老をはじめ鯛、鮑、鮪とろ、平政薄づくりをお造りで。さらに焼き物には神戸ビーフのヘレと、贅を尽くした特選懐石料理は向陽閣の最高傑作。
神代の時代から伝わる名湯で温まり、美味しいものをいただく…そんな温泉ならではの癒しを満喫できるのも名旅館のなせる業。「旅館は日本にしかない文化でる」ことを実感するような宿である。

格子天井が美しい大浴場「一の湯」

ヨーロッパの宮殿を思わせる大浴場「二の湯」

湯治場風の大浴場「三の湯」

木曽ひのき100%を使用した酵素風呂

秋の特選会席「秋彩・旬づくし」
兵衛向陽閣
神戸市北区有馬町1904
078・904・0501
【料金】一室2名様(一泊二食付)
24,000円〜/1名
日帰りプラン
2名様ご利用 6,500円
【IN】14:30
【OUT】11:00
【客室】133室
【P】150台
http://www.hyoe.co.jp/