田辺眞人のまっこと!ラジオ出張版 「神戸っ子出張版」20

ゲスト      石阪 春生さん(画家)
パーソナリティ  田辺 眞人さん(園田学園女子大名誉教授)
アシスタント   梅木ひとみさん

ラジオ関西・日曜朝の番組「田辺眞人のまっこと!ラジオ」の中の「まっこと! ラジオ人物事典」は、各界で活躍されているゲストを迎えたコーナーです。出張版では、その中でも特に面白いお話を抜粋してご紹介。

田辺 石阪先生はぼくの関学の先輩なんですが、9月14日まで、兵庫県公館で個展をされました。
石阪 この個展では、80歳以降に描いた絵ばかりを集めました。横2mほどの大作もあり、この年でもこんなことができるのだということを見せたかったというか。
梅木 とても84歳には見えません。石阪先生は私の星陵高校の先輩です。独特の画風で描かれる、「女のいる風景」の油彩画は人気があります。
石阪 私の油彩の手法は非常に私(わたくし)的な手法なんです。日本人は線を描くのが上手ですが、西洋の絵は面の絵ですから日本人は苦手なわけです。そこで線を描いたから、ぼくの絵には和の要素があるんですよ。
田辺 先生の絵はエキゾチックだと思っていましたから、和の要素があるとは意外です。絵はいつごろから描いていたのですか。
石阪 大学のころから趣味で描いていました。私の家は、兵庫にある100年ほど続く粉の問屋だったんです。それを私の代でつぶしたわけです(笑)。
田辺 高校時代は?
石阪 大学に入るまでは戦争中でしたからね。神戸は焼け野原でしたから、関学の辺りはきれいで、別天地だと思いましたよ。大学は家業を継げと経済学部でした。絵画のクラブ「弦月会」に入会し、絵がおもしろくなりましてね。ぼくの伯父が詩人の竹中郁で、洋画家の小磯良平の友人でしたから、「いっぺん小磯さんに絵を見てもらったらどうや」と言われて見ていただき、小磯先生らが立ち上げた洋画の団体・新制作協会に出品しはじめたんです。
梅木 神戸市立小磯記念美術館では、10月6日(日)まで、特別展「関西学院の美術家」を開催中。石阪先生の作品も展示されています。
田辺 先生の絵は、特定のモデルがおられるのでしょうか。
石阪 私の好みのイメージがあるんです。そのイメージにニアな人を見つけて描きますね。
田辺 好みのタイプということですね(笑)。
石阪 それは画家に限らず、男女限らずですよ、田辺先生にもあるでしょう(笑)。イマージュの中の女です。そういう人が、自分の絵に進入してくるわけです。
(9月1日放送分より抜粋)

「田辺眞人のまっこと!ラジオ」

ラジオ関西 毎週日曜日 朝10時~12時放送中


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