草葉達也の神戸物語

ゲスト: 岡崎 嵩弘さん
(fútbol del mundo代表)

 世界で活躍する日本人サッカー選手の中に、神戸にゆかりのある選手が二人います。一人は神戸市出身の香川真司選手。もう一人は西区の滝川第二高校に通っていた岡崎慎司選手。どちらも大活躍のスター選手ですが、今回はその一人サッカー日本代表の岡崎慎司選手の実兄である岡崎嵩弘さんにお会いしました。

草葉 滝川第二高校でサッカーをされていた時は寮生活と聞きましたが?
岡崎 そうですね。子どもの頃から引っ越しが多くて、尼崎で生まれて小学校の時に宝塚に引っ越して、中学では三田。それから高校は滝二で神戸の西区で寮生活ですね。
草葉 引っ越しばっかりですね(笑) サッカーを始めたのは?
岡崎 宝塚で小学校の時に、弟と始めました。それから中高大とサッカー部です。
草葉 それまで神戸に来たことは?
岡崎 それがあまりないんですよねー。いろいろイメージはありましたが、高校で初めて神戸で生活したのが滝二の寮でしたから、これが神戸かと思いました(笑)草葉 滝川第二があるのは西区ですね。私も二度行きましたが何もないところですよね(笑)
岡崎 もうド田舎ですね(笑)本当に学校や寮の周りには何もないので、西神中央で地下鉄に乗って三宮まで出て、モトコーとかハンズの周りをウロウロしていました。でも基本的に練習中心の生活でした。
草葉 最近はどうですか?
岡崎 その滝二の同窓会が必ず神戸なんですよ。三宮にデコボコした広場があるでしょ? みんながパイ山って呼んでいるところ。
草葉 さんきたアモーレ広場ですね。以前の通称パイ山(笑)
岡崎 あそこで円陣組んだり、馬鹿騒ぎして楽しい神戸の夜を過ごしたりしています。
草葉 さすが体育会系ですね(笑) 他に神戸の思い出は?
岡崎 実は結婚式が御影の蘇州園(ザ・ガーデンプレイス・ソシュウエン)なんですよ。
草葉 蘇州園いいですよね。
岡崎 偶然見つけまして、雰囲気が最高なので決めました。
草葉 私も何度か行きましたが、雰囲気もいいし料理もね。
岡崎 そうですね。蘇州園の庭に大きな御影石があって、私がホイッスルを吹いてから、妻がサッカーボールの形をしたクッションでブーケトスしました。
草葉 へぇー さすがサッカーを絡ませますね(笑)
岡崎 その蘇州園で式を挙げて、神戸メリケンパークオリエンタルホテルに宿泊して、クルージングをしましたが、その時初めて神戸らしさを感じましたね(笑)
草葉 高校ではあまりわからなかった神戸の良さを、結婚式で初めて知ったということですね。
岡崎 そうですね。大阪もよく行きますが、大阪は大阪でにぎやかな街でいいのですが、神戸は落ち着いていいですね。あっ、六甲山牧場が最初のデートでした(笑)草葉 六甲山牧場(笑)
岡崎 いいですよねー。
草葉 羊がいて馬がいて、チーズ作ってソフトクリーム食べて。
岡崎 そうです(笑) あと神戸というとサッカーの日本での発祥の地ですよね。
草葉 何か思い出ありますか?
岡崎 磯上のグランドで試合した時に、ここが日本のサッカー発祥の地やと教えてもらいました。でも発祥の地にしては土やし、せめて芝生にして欲しいなって思いましたね(笑)。でも神戸ぐらいですよ、あんな都会の真ん中にグランドがあるなんて。
草葉 なかなかあんな便利なところにはグランドないですよね。磯上グランドにあるKR&ACという外国人クラブが、サッカー・ラグビー・ゴルフなどの日本発祥の地なのですよ。
岡崎 やっぱり神戸はお洒落ですね。

パラグアイでの選手生活が人生を変え、言葉が通じなくても一緒にボールを蹴ることで、誰とでもコミュニケーションが取れる素晴らしさを知ったという岡崎さん。これからは神戸でもフットボールの輪を広げていきたいと語っていました。

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岡﨑 嵩弘(おかざき たかひろ)

関西外国語大学を卒業後、社会人サッカーチームを経てパラグアイのクラブチームに在籍。フットボールは沢山の人を繋げるツールと考え、現在は日本各地でサッカー・フットサルのイベントを開催している。
「fútbol del mundo」公式サイトhttp://delmundo.jp/

くさば たつや

神戸生まれ。作家、エッセイスト。
日本ペンクラブ会員、日本演劇学会会員
神戸芸術文化会議会員、大阪大学文学部研究科
阪南大学国際コミュニケーション学部非常勤講師
ひょうご老舗会実行委員長


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目次 2013年11月号