長蛇の列で大なじみとなった南京町にある老祥記。2015年創業100年を迎える

老祥記 vol.1 「豚饅」の発祥は神戸にあり

今や「豚饅」はすっかり日本に定着していますが、実はそのルーツは神戸にあります。
中国の天津には古くから天津包子(てんちんぱおつ)という饅頭があり、おやつや朝食など家庭で食べられていました。老祥記の創業者、曹松琪(そうしょうき)は、子どもの頃から親しんでいた天津包子をベースに、日本人好みの醤油味を効かせた中華饅頭をつくり、大正4年(1915)に神戸・南京町で売り出しました。これが老祥記の第一歩です。
その際、この饅頭を「豚饅頭」とよびましたが、これが「ぶたまん」のはじまり。以降、老祥記は「ぶたまん」専門店の元祖として、創業当時の味を守っています。特にその皮は、曹松琪が故郷、中国浙江省の寧波から持ってきた麹を今なお大切に培養して使用。戦争や震災を乗り越えて神戸の空気になじみ、ムチっとしたあの独特な食感を生み出しているんです。

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老祥記の創始者・曹松琪と長女秋英

老祥記の創始者・曹松琪と長女秋英

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老祥記

神戸市中央区元町通
2-1-14
TEL.078-331-7714
営業時間 10時より18時半
    (売り切れ次第閉店)
定休日 月曜日


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目次 2013年11月号