神戸のカクシボタン 第二回

写真/文 岡 力

「じゅわっと甘いバタークレープ専門店」

古くからスイーツ激戦区として名高い元町エリアで偶然発見した一軒のお店。2010年に創業した「ヒステリックジャム」は、バタークレープの専門店である。同店でオーナー兼パティシエを務める志戸岡卓司さんは、クレープ一筋14年。オーダーが入ってから1枚1枚手際よく調理されるクレープを求めて連日多くの人が訪れる。100種類にも及ぶメニューに使用する生クリームやカスタードは、全て手作り。早速、定番メニューの「クレームブリュレ」を注文。北海道バターで焼き上げた特製生地を広げバニラ、生クリームを重ねていく。食感を出すためにフレークを足しキャラメルとホワイトチョコでコーティング。更にマスカルポーネ、カスタードを加え丁寧に折りたたんでいく。仕上げにブランウンシュガーを上部にふりかけバーナーで熱を加えて完成。手の込んだ作りたてクレープを店前のテラス席で差し出される。表面のカラメルをスプーンで割りながら口にする。「うんめぇ~!!」、全ての具材が意味を持ちバランスよく調和している。
「クレープは、手軽さもあってケーキに比べるとB級感があります。しかし当店では、味と美しさにこだわり今までのイメージを払拭できるよう試行錯誤を重ねています」と語る志戸岡さん。神戸をイメージした愛くるしいパンダの看板が目印。人目を気にせずゆっくり食べる事ができる路地裏のロケーションで男一人あま~いひと時を堪能する。もちろんカップルやファミリーにもオススメのスポットである。

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定番メニュー「クレームブリュレ」

定番メニュー「クレームブリュレ」

■神戸バタークレープ専門店
ヒステリックジャム

TEL.078-202-3177

神戸市中央区三宮町3丁目2-9
【営】11:00~20:00
【休】不定休 ※雨天休業の場合あり

 

■岡力(おか りき)コラムニスト

ふるさとが神戸市垂水区。著書「アホと呼ばれた’80S」「噂の内股シェフ」「関西トラウマ図鑑」連載「大阪ロマン紀行」(大阪日日新聞)「ハコの十八番」(Whole Earth Magazine Fm Cocolo)
出演「おちゃのこSaiSai」(J:COMチャンネル)


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目次 2014年2月号