挫折しながらも強く生き抜く人生を描く、玉岡かおる新作!

「虹、つどうべし 別所一族ご無念御留 」

幻冬舎(本体1600円+税)

時は戦国、力の時代。緑豊かな水の国、播磨の地で戦いの火蓋が切って落とされた。播磨の大名達は織田か毛利か選択を迫られ、流れ出した戦いの大河をとめることは出来ない。“くノ一”希久は、その争いを終焉に導くための工作を黒田官兵衛より命じられる。戦国史上稀にみる悲惨な三木篭城のなかで、滅びゆく別所一族の最期に、希久は何を想うのか。
武士として戦いに命を懸ける男達と、愛する人とわが子を想う儚くも強い女達の壮絶な生き様を描く。

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「ひこばえに咲く」

PHP研究所(本体1700円+税)

誰にも見せることのない絵に人生の全てを捧げてきた画家、ケン。ケンを「オヤブン」と呼ぶ絵描き仲間のフク。2人は東京にギャラリーをもつ香魚子と出会う。ケンのアトリエで長い間眠っていた150枚もの絵画が人の目に触れたとき、それぞれの生き方が絵画のように色をもち輝き始める。
つまずきながらもたくましく人生を歩む彼らの生き様は、切った根や株から新しく芽吹くひこばえのよう。読み終わった時、ひこばえのように人は何度でも生き直すことができると知るだろう。

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目次 2014年4月号