24万㎡(約7万3千坪)。外国人住宅地の入口には、ジェームス山の象徴である御影石で作られたライオン像が静かに出迎える。ジェームス山のシンボルでもある

特集 ー扉 E.W.ジェームス氏が愛した塩屋

ここは日本なのか? 照葉樹林のまばゆい緑に抱かれる洋館の向こうには、碧い海が広がっている。
昭和初期に開発された外国人向け住宅地、塩屋ジェームス山(神戸市・垂水区)は、華やかな神戸文化の象徴的な存在だ。明石海峡大橋と淡路島を望む絶景の丘は、今なお昔と変わらぬ美しい景観が保たれ、塩屋カントリークラブを核としたコミュニティが息づいている。
ジェームス山のシンボル、ライオン像は、ジェームス氏の遊び心を今に伝える。

塩屋土地(株)・野村不動産(株)・(株)神戸っ子出版 共同企画

20140901202

エントランスから階上につづく邸内。完成から80年を経ても力強く、重厚な設計は色褪せない

エントランスから階上につづく邸内。完成から80年を経ても力強く、重厚な設計は色褪せない

英国出身のジェームス氏は、英国の伝統的な建築様式ジャコビアン様式をとり入れた

英国出身のジェームス氏は、英国の伝統的な建築様式ジャコビアン様式をとり入れた


ページのトップへ

目次 2014年9月号