焼きたてのバゲットやデニッシュなど豊富な種類のパンが並ぶ

和洋の融合から生まれる、新ジャンルのパンを提案したい サ・マーシュ

 「サ・マーシュ」にはフランス語で、レストランの厨房でオーダーが入り、「さあ作ろう」というとき発する掛け声のような意味があります。北野・山本通エリアにお住まいの皆さんに、出来たてで美味しいパンを召し上がっていただける、地域に愛されるベーカリーになりたいという希望を込めて名づけました。お陰様でオープンから4年目を迎え、多くのお客様にお越しいただけるようになりました。
 このエリアにお住まいの方は、味に厳しい方が多く、アドバイスや注意、激励のお言葉をいただくこともあり、サ・マーシュがレベルアップしていく上で、大変ありがたいことですし、この地を選んでよかったと感じています。オープン当初、ご近所にお住まいの男性のお客様から、商品のネームプレートをご覧になられて、「スペルが違うよ」とご指摘をいただきました。フランス語ができる方がご近所におられ、気が引き締まる思いをしました。今ではその方とワインを飲み交わす関係になり、現在でもご愛顧いただいております。
 当店では、陳列台の目にバーを設け、お客様との対話を通じて、スタッフが商品をお取りするスタイルをとっています。これは、見た目では分からない食感や特徴、原料についても丁寧にお答えし、お客様に商品をしっかり納得していただいた上で、お買い上げいただくためです。また、お客さまとスタッフが同じ方向から商品を見ることで、互いに会話をしやすくコミュニケーションをとりやすいという理由もあります。このスタイルをとることで、お客様とスタッフの距離も近くなり、大変意味があると感じています。
 これからチャレンジしていきたいことは、洋風と和風を結びつけることです。例えばパンの主原料である小麦粉に米粉を混ぜ合わせる、生地に山芋や醤油を練り込んでみる。日本人には、米を主食としてきましたから、米粉を美味しいと感じる味覚が備わっています。昔から神戸は洋風文化と日本文化を融合させ、新しい文化を築いてきたように、新しいジャンルのパンを提案していきたいと思います。

お客さんとスタッフが、互いに商品に目を向けながら対話ができるようバーを設けている

お客さんとスタッフが、互いに商品に目を向けながら対話ができるようバーを設けている

洋と和の融合を。米粉を使用した「米粉バケット」

洋と和の融合を。米粉を使用した「米粉バケット」

自家製のジャムも人気

自家製のジャムも人気

パールストリートに面した小道を行くとお店が見えてくる

パールストリートに面した小道を行くとお店が見えてくる

サ・マーシュ 西川 功晃さん

サ・マーシュ 西川 功晃さん

サ・マーシュ

神戸市中央区山本通3-1-3
TEL.078・763・1111
営業時間/8時~19時
定休日/火曜・水曜


ページのトップへ

目次 2014年10月号