左から、龍泉閣の當谷逸郎さん、竹取亭円山の下浦伸一さん、有馬ロイヤルホテルの岩田一紀さん、ねぎや陵楓閣の増田陽平さん、御所坊の金井庸泰さん、デザイナーの中崎宣弘さん

「あります」(仮称)プロジェクト〜水を売ってまちづくりに〜進行中!

10月15日、肌寒さすら感じる有馬の秋の夜に、熱い議論を交わす男たちがいた。
有馬温泉観光では現在、15年先を見据えたマスタープランを策定中だが、その一環として積極的なまちづくりを目指している。しかし、より充実した活動を展開するとなると、現在の観光協会メンバーによるボランティアでの体制では限界がある。ゆえに、資金や専業スタッフなどの確保が課題となっている。
そこで浮上したのは、有馬温泉でペットボトル入りの水「あります」(仮称)を販売し、その利益をまちづくりに生かすという御所坊代表、金井啓修氏のアイデア。販売利益で資金を確保するだけでなく、販売のために会社を設立することで専業スタッフも配置するというプランだ。
なぜゆえに水かというと、過去に有馬で水を売る計画があってその基礎データが残っており、それに有馬サイダー「鉄砲水」の販売実績を加味して検討したところ実現性が高いため。ただし、有馬に採水場やボトリング設備などがない事と、有馬だけでなく広範囲で販売するために但馬の工場で生産することとなった。
このプロジェクトは今まさに進行しており、この夜の会合ではラベルデザインについて話し合われた。24案もの多彩なデザインを用意したのは、サントリーの商品パッケージからワイナリーや蒸留所などの空間デザインまで幅広く手がけた実績を持つデザイナーの中崎宣弘氏。有馬玩具博物館全体イメージも彼によるものだ。
中崎氏を囲んで、有馬ロイヤルホテルの岩田一紀氏、龍泉閣の當谷逸郎氏、ねぎや陵楓閣の増田陽平氏、御所坊の金井庸泰氏、竹取亭円山の下浦伸一氏の若手5名と金井啓修氏がボトルを手に距離や角度など視点を変えながら検討。視認性や親しみやすさ、売りやすさ、有馬らしさ、感覚など多彩な角度からそれぞれイチオシのデザインをプレゼン。時には同席していた通販大手・フェリシモの野口鳳山氏のほか、時には会場のイタリア料理店「ポルコ」のスタッフや道行く街の人まで巻き込んで、3時間を超す侃々諤々の議論の末に数案に絞られた。これを各自持ち帰り、得にメインターゲットとなる女性にヒアリングをおこない、後日最終案を決定することとなった。
今回のプロジェクトはまず若手メンバーが個人で出資し商品化し、それを皮切りとして段階的に発展させていく計画。商品は年内にお目見えする予定なので、お楽しみに!

24種類のデザイン案の中から数点に絞られた

24種類のデザイン案の中から数点に絞られた

(右)夜の深まりと共に議論も白熱!

(右)夜の深まりと共に議論も白熱!

(左)デザイン案を提案する中崎宣弘さん

(左)デザイン案を提案する中崎宣弘さん

20121102904


ページのトップへ

目次 2012年11月号